社会基盤分野 / T.Y.


この国の全員が、ユーザーになる。
 

大学時代は工学部のナノサイエンス学科に所属。大学院では有機半導体の研究をしていました。当時、研究に必要な解析ツールをよくプログラミングしていて。自分が手がけたモノが、誰かの役に立つ、周囲の負担をなくす。そこにやりがいを感じていました。入社後、私が選んだのは、社会基盤システムの開発を多くやっている部署。クライアントは官公庁が多く、入社以来、全国で利用される、国の運営に関わるような大規模なシステムを担当してきましたね。

 

どのシステムも、社会の安全と発展に必要不可欠な社会インフラ。電気や水道と一緒です。一般の方が入れないような官公庁の施設内に入って、その空気感を味わう中で、いつも、その責任・使命の大きさを感じています。中でも、自分の成長を感じられたのは、入社3年目に担当した最高裁判所のプロジェクト。初めてプロジェクトリーダーを任され、チームマネジメントやクライアントとの交渉、協力会社との連携を図りました。実際にシステムを利用される方の中には、システムに不慣れな方も多い。だからこそ、どうしたらもっと使いやすくなるのか、どんどん踏み込んで提案を重ねていきました。その結果、クライアントから高評価をいただき、新任リーダーとして社内で賞を受賞することができました。

 

困っている誰かを助けたいですし、もっと便利にしたい。これからも、その気持ちは変わりません。この仕事を通して、自分のスキルをさらに磨いていきたいですね。官公庁というクライアントの先には、日本の全国民がいますから。この国の全員が、私のユーザーだという使命感をもって技術を高めていきたい。ソフトウェアを通して、もっとたくさんの人に便利さを、豊かさを、提供していく。社会基盤システムの開発は、それができる仕事だと思っています。