AI 分野 / K.H.


AIに向き合う毎日は、刺激に溢れている。


大学では電子情報工学を専攻。学んだことを活かしたいと考え、ソフトウェア会社を志望しました。その中で特に研究開発に注力している印象をもったのが、セック。脳型コンピュータの研究で有名な九州工業大学の田向教授と共同開発を行うなど、興味深いプロジェクトばかりだったんです。

 

晴れて入社後、研修を終えてすぐに田向先生とのプロジェクトにも参加させてもらいました。最近の仕事では、展示会用のAI開発があります。上司からのオーダーは「何か面白いものをつくろう!」という内容だけ。自由度が非常に高く、どんなものを開発するかから自分で考えました。実際、開発したのは書き換え可能な集積回路「FPGA」を「ラズパイマウス」という車輪付きの小型ロボットに乗せて、物体を追尾するというもの。AIで追尾する対象を機械学習させるのですが、AIをコンピュータやハードウェアに対応させることが難しく、調査とカスタマイズを繰り返しながら完成させました。今回の開発はイベント展示用のものでしたが、この技術を用いれば、倉庫内作業で荷物を運ぶ人を認識・追尾し、荷物運びを手伝う作業ロボットなど、様々な用途への応用が期待できます。

 

セック内では他にもAI関連プロジェクトが盛んであり、2018年にはJAXAとの共同研究の、宇宙機故障解析の機械学習プロジェクトが、DATA SCIENCE AWARDのコンペティションで、ファイナリストのトロフィも獲得。AI技術に関心のある社員が多く、自主的に勉強会が開催されているなど、刺激の多い毎日を送れています。今後、様々な分野で活用されていくだろう、AI。この研究開発を通して、より先進的な人々の生活を実現できたらと考えています。