

とにかく僕はロボットが動くと楽しいです。これまで、漁業の養殖網を掃除するロボットやトマトの収穫ロボット、双腕の人型ロボット、電動ショベルカーなどに組み込むソフトウェア開発をやってきました。わからないことも多いし、試行錯誤することばかりですが、養殖場の実証用のプールやトマト畑などの現場に行くのも楽しいですし、何よりもロボットが思いどおりの動きをした時は最高に嬉しいです。

私は温室効果ガス・水循環観測技術衛星「GOSAT-GW」の中で、NO2を観測するミッションに携わっていています。研究者たちが収集してきたデータを、彼らのアルゴリズムで焼き直して研究に使えるようにする工程をシステム化する仕事で、それをクラウド化するという新しい試みにも挑戦しています。衛星の打ち上げおよびデータが出てくるのはまだ少し先ですが、それらをWEBに載せることができれば、地球温暖化の研究をしている世界中の研究者たちの役に立ちます。そもそも自分がやりたかったことなので、難しいけどやりがいがあります。

僕がやっているのは、AI画像認識技術を活用したマーケティングシステムの開発です。簡単に言うと、お店の防犯カメラの2D画像情報を3D情報に変換して、来店したお客さまがどの商品を見ているか、触っているかを可視化するというようなシステムです。「こんなことがしたいんだけど、できますか?」という仮説から開発が始まり、流通・小売事業のマーケティング向けとして開発しています。実際にいつスタートできるのか、先は見えませんが、仮説をもとに様々な技術調査をしながら試行錯誤し、自分のアイデアで課題を解決できるととても嬉しいです。特許も申請しながら、新しい技術をつくるのは大変ですが楽しいですね。 今の目標はシステムを社会実装すること。それと、引き続きAIについての専門性を高めつつ、プロジェクトを牽引するためにリーダーシップのスキルを磨いていきたいと思っています。


私は省エネ法や温対法で事業者や行政機関に課せられた環境データの報告制度を支援する「EEGS」というツールの開発と運用に関わっています。約1万人のユーザーがいて、このツールを使って電気や燃料などの実績値を入力していくと、ツール上で報告書ができ上がり、提出ができるというものです。さらに、集まったデータを最終的に集計すると、その年の日本全体のCO2排出量の値や業種別の値など、公表可能なデータができ上がります。私は元々、社会基盤やインフラに関わる仕事がしたくて入社したので望みが叶っていますし、地球温暖化対策に関われていることもやりがいのひとつです。今後はもっと研鑽を積んで、テクニカルマネジャーになりたいですね。

私は元々の夢だった宇宙物理系の研究に貢献できる技術者になりたいと思っています。ソフトウェアの知識と物理の知識を活用した研究活動もできれば最高ですね。