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入社理由

就職活動で大切にしたのは、宇宙開発に貢献できること、良好な人間関係が築けそうなこと、独立系であること。これらをすべて満たしたのが、セックでした。小さい頃から知的好奇心が旺盛な方で、子ども向けの科学雑誌をわくわくしながら読み漁っていました。世の中のことを根本から理解したいと考え、大学で物理学、大学院で宇宙地球科学を専攻。銀河がどうやって生まれるのかを研究していました。

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仕事のやりがい

宇宙分野を担当してきましたが、印象深いのは、人工衛星のシミュレータ開発と、宇宙ロボットの動作制御のソフトウェア開発です。人工衛星のシミュレータは、ソーラーパネルを動かしたり、温度管理をしたりといった宇宙空間での様々な活動を模擬し、運用試験・訓練をするためのシステムです。人工衛星は故障することもあるため、故障もシミュレーションとしてセットしておくのが、面白かったですね。宇宙ロボットの動作制御ソフトウェアは、国際宇宙ステーション内で積載物の運搬・操作をするロボット「portrs(ポーターズ)」の地上検証用のもので、JAXAの宇宙センターで開発。宇宙は無重力なので、あたかも重力がないように差し引きしてプログラミングをする必要があるのですが、その演算処理を担当しました。動作制御に不具合があった際、原因がソフトウェア、ミドルウェア、ハードウェアのいずれにあるのかの判別が難しく、徹底的に原因を究明する大切さを学びました。

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夢や目標

気軽に宇宙に行ける世界をつくりたいですね。誰もが飛行機に乗るような感覚で宇宙船に乗り、宇宙空間を行き来することができたら、世界は変わる。今、セックはプロジェクトインテグレータとしての仕事も増えつつあり、宇宙ミッションの主導者としてこういったミッションに貢献するチャンスが十分にあります。また、いずれ、居住地を地球以外に広げる必要が出てくるかもしれません。地球外入植は一朝一夕でできることではなく、時間をかけて進めていくもの。人類の夢を叶え、長期的な人類の宇宙進出を一歩ずつ進めていく。そんな仕事をしているという自負があります。セックはこれからも宇宙分野で新たな価値を提供すべく研究開発を推進します。私もその進化に貢献し続けたい。たくさんの夢を載せて、このエンジニア人生で、どこまで翔べるか。毎日、わくわくしています。