大学時代は物理学を専攻し、素粒子のヒモ理論を研究。物理は方程式に当てはめることで、未来を予想できる点が好きでした。就活時も物理にしか興味がなく、「面白いことがしたい」と考える程度で明確な希望はなかったのですが、発電所の電力を効率的に地域に送電するシステム開発の話を説明会で聞き、ここでなら幅広く面白いプロジェクトに携われると感じて、入社を決めました。大学時代にプログラム経験がゼロでしたが、セックには入社後、半年間の研修があるという安心感も決断の後押しになりました。


私が担当するのは、省エネ法・温対法・フロン法電子報告システム(EEGS)の開発。地球環境保全のために制定された日本の各種法律の制度運用を支えるシステムで、環境省、経済産業省、国土交通省がお客様になるシステムです。EEGSはすでにカットオーバーしていますが、現在も機能の追加・改修を継続。最近は、ヘルプデスクに寄せられる膨大なお問い合わせに対して、自動で回答してくれるAIツールを新規開発しました。楽しいと感じるのは、要件定義。セックは上流からプロジェクトに携われるので、より使いやすい機能をお客様に提案できる。そういう機能を考えて、議論するのが楽しいです。日々の中で、自分を高めてもらえる、プロジェクトがあり、人がいる。とてもありがたい環境だと思います。
環境問題の解決を下支えする社会インフラであるEEGSのように、今後も様々なシステムを手掛け、社会に貢献していきたい。例えば、先端分野でいうとAIや自動運転などがホットな話題ですが、その実現のためには、安全に自動運転ができる環境が必要になってきます。つまり、車両だけでなく、社会全体をアップグレードさせないといけない。そこまでの“幅”ができるのが、セックだと思います。社会を効率化するセックでの仕事、ソフトウェアの開発は、物理学に似ています。解決したい問題があって、有効な方程式を考え、見つけ、それを駆使して解をつくる。自分が導いた解で、未来をちょっと良いものにできるのですから、最高です。
