次世代のロボットエンジニアの育成

セックは、「きぼう」ロボットプログラミング競技会(Kibo-RPC)への支援を通じて、次世代のロボットエンジニア育成に貢献する活動を行っています。

「きぼう」ロボットプログラミング競技会(Kibo-RPC)とは

「きぼう」ロボットプログラミング競技会(Kibo-RPC)は、国際宇宙ステーション(ISS : International Space Station)内のドローンロボットを動かすプログラムを開発し、与えられた課題を解決する速さと正確性を競う、学生向けの国際的なプログラミング競技会です。

 

参加者はプログラムの開発を通して、科学技術、工学、数学のスキルを磨くことができます。

また、世界各国・地域からの参加者同士で国を超えた交流を行うことで、グローバル人材としての能力を身につけることができます。

5th KIBO ROBOT PROGRAMING CHALLENGE
拡大
(画像提供:JAXA)

この競技会では、各国・地域で開催されるシミュレータを用いた予選を勝ち抜いた代表チームで決勝大会が開催されます。
決勝大会はISS「きぼう」日本実験棟内で実際にドローンロボットにプログラムをインストールして行われます。

国際宇宙ステーション(ISS)での決勝大会(第4回大会)の様子
(画像提供:JAXA/NASA)

この競技会は2020年から毎年開催されており、2023年に開催された第4回大会では、12の国と地域から421チーム、1,685人の学生が参加しました。

第4回Kibo-RPC優勝チーム
(画像提供:JAXA)

セックとKibo-RPCの関わり

セックは2019年度より、Kibo-RPCに協賛するとともに、Kibo-RPCに参加する学生たちがプログラム開発で利用するソフトウェアプラットフォームやポータルサイトの開発と運用に携わり、各国の予選会の支援業務にも従事してきました。

 

また、Kibo-RPCの内容を小学生向けにアレンジし、子供向けプログラミング言語の「Scratch」で手軽に体験できる講座の開催も行っています。

セックの宇宙分野の取り組み

セックは創業以来、宇宙分野のソフトウェア開発を行っています。

「はやぶさ2」をはじめとする惑星探査機や科学衛星搭載システム、ISS「きぼう」日本実験棟関連システムを含め、数多くを手掛けています。

 

宇宙ロボットでは、ISSで活動する宇宙飛行士を支援する船内ドローンである「Int-Ball2」のシステム統合ソフトウェアや、ISS「きぼう」日本実験棟のJEMRMS(JEM Remote Manipulator System:「きぼう」ロボットアーム)運用管理プラットフォームの開発等に携わっています。

 

近年の取り組みについて、下記ニュースリリースをご覧ください。

関連リンク

Kibo-RPC ポータルサイト(JAXA)

https://jaxa.krpc.jp/ja