人間力が持続的成長の源泉

人材育成方針

当社は会社理念において「社員の自己実現と会社の存続発展の一致をはかる」ことを目標のひとつとして掲げています。ソフトウェアビジネスは人への依存度が極めて高く、社員の質が会社の質を決め、社員の成長が会社の成長につながります。ソフトウェアエンジニアの素養とプロとしての志を持つ優秀な人材を採用し、プロに相応しい挑戦の機会と自ら学び成長する機会を提供することが当社の人材育成の基本方針です。

人材採用

新卒採用へのこだわり

当社の強みは、当社の根幹である「リアルタイム技術」を社員全員が有しているということです。チーム全員が「同じ言葉」「同じ開発手法」「同じ品質意識」を持って開発することで、品質の高いコンピュータシステムの開発を可能としています。リアルタイム技術を習得するには、時間をかけた基礎教育が必要です。そこで、当社は新卒採用にこだわっています。

多様性を確保する独自の選考手法

当社で活躍できるエンジニアとしての素養を見極めるために実施している選考が論文発表です。審査には開発現場のエンジニアも携わり、全社をあげて人材獲得に取り組んでいます。発表テーマは大学での研究からサークル活動まで様々ですが、答えのないテーマ(課題)に自ら答えを見いだすプロセスを確認することで、論理的思考力だけでなく、思考の広さや深さ、考え抜く力を見極めています。経歴によらず、成長の可能性を重視した採用方針のもと、当社には多様な専門性を持つ社員が集まっています。

Engineer’s Voice
論文審査では、大学院で専攻していた生物学について発表しました。ソフトウェアとは何の関係もない内容だったにもかかわらず、研究の核心をつく質問を受けて驚いたのを今でも覚えています。プログラミングは未経験での入社でしたが、当時研究をやりきった経験が、お客様の課題に直接向き合う、現在の業務にも活きていると実感しています。

 

プロジェクトリーダ 宇宙先端 / IoT分野(2020年4月入社)

人材育成

新入社員教育カリキュラム
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新入社員教育カリキュラム

基礎なくして高度な専門性なし - 半年間にわたる新入社員教育

技術革新が繰り返されるソフトウェアビジネスにおいて社員が成長し続けるためには、ソフトウェアの基礎を徹底して身に付けておくことが重要です。
当社では入社後半年間をかけて新入社員教育を実施しています。単にプログラミングを学ぶのではなく、コンピュータやプログラムの動作原理を学び、リアルタイム技術の習得につなげます。基礎があれば応用は容易です。この基礎技術の習得こそが、変化の速いソフトウェアの世界への対応を可能にしています。

プロに「教える」と「育てる」はない、「学ぶ」と「育つ」があるのみ

エンジニアの成長の基本は「仕事」ですが、仕事を通して自己の専門性を高める一方で「体系だった知識教育」も必要です。社員の自己啓発を促し、社員の成長意欲に応えるための社員教育の拡充に常に努め、仕事を通して専門性を高める成長と社員自らの学びが循環する「学ぶ組織」を構築しています。
また、オープンマーケットで評価される人材の育成に取り組んでおり、情報処理に関する公的資格の取得を推進しています。2023年3月末における情報処理技術者試験の資格保有率は95.3%、うち31.5%は高度試験合格者となっています。

Engineer’s Voice

私の大学での専攻は情報科学だったのですが、入社後に感じたのは「入社前のプログラミング経験なんてほとんど関係ない」ということでした。新入社員教育では、プログラミングを学んだだけでは得られない基礎技術を学べました。設計方法から開発手法まで、大学では学べなかったことがほとんどで、この学びが今の自分の成長の土台となっています。

 

プロジェクトリーダ ロボット分野(2019年4月入社)