セックはアストロスケールと、スペースデブリ(宇宙ごみ)除去技術の実証衛星である「ADRAS-J(アドラスジェイ、Active Debris Removal by Astroscale-Japanの略)」に関するマーケティングパートナーシップ契約を、2022年8月に締結しました。

本パートナーシップは、セックによるアストロスケールのADRAS-Jプロジェクトへの支援を通じて、宇宙の持続可能性(スペースサステナビリティ)の実現を共に目指していくものです。

 

宇宙空間には、運用を終えた人工衛星や、故障した人工衛星、打ち上げられたロケットの残骸など、地上から制御することのできない人工物が無数に存在しています。これらスペースデブリは、運用中の宇宙機の故障の要因になったり、今後打ち上げられる宇宙機の活動を妨げることになるなど、今後の宇宙開発の脅威となる可能性があります。
 

アストロスケールは、大型デブリ除去等の技術実証を目指す宇宙航空研究開発機構(JAXA)の商業デブリ除去実証(CRD2)フェーズⅠの契約相手方として選定、契約を受けて、ADRAS-Jを開発しました。ADRAS-Jは軌道投入後、非協力物体の大型デブリ(日本のロケット上段:全長約11m、直径約4m、重量約3トン)への接近・近傍運用を実証し、長期にわたり放置されたデブリの運動や損傷・劣化状況の撮像を行います。

 

本パートナーシップを通して、宇宙開発、ひいては地球環境の保護と持続可能な開発の実現に、貢献してまいります。

©アストロスケール

ADRAS-J

©アストロスケール

ADRAS-J ミッションロゴ

関連リンク

ADRAS-J 特設サイト

https://spacesweepers.com/jp/adras-j/

関連ニュース

アストロスケールとセック、ADRAS-Jに関するマーケティングパートナーシップを締結(2022年8月2日)

https://www.sec.co.jp/ja/ir/news/auto_20220801509403/pdfFile.pdf