2021年01月15日
株式会社セック

 

 株式会社セックは、アダプティブコンピューティング研究推進体(ACRi)主催の「第2回ACRiウェビナー:FPGAで加速するRoboticsの未来」(2021年1月19日 16:30~18:30)において、下記の技術解説を行います。

 

 ・オープンソースからの高位合成によるORB-SLAM FPGA実装

 

 セックは、知能処理の回路化、ハードデバイス化研究の第一人者である 田向権 准教授(九州工業大学 生命体工学研究科 人間知能システム工学専攻)と株式会社アイヴィスと共同で、「知能処理の回路化とロボットプラットフォームへの適用」をテーマに研究を進めています。本講演では、その研究成果の一部について、ソフトウェア開発者の視点を交えながら解説します。

 

 ウェビナーの詳細は下記ページご覧ください。

 https://acri.connpass.com/event/199326/

FPGAとは

 FPGA(Field Programmable Gate Array)とは、プログラム可能な集積回路です。通常、コンピュータシステムには演算装置としてCPU(Central Processing Unit)が用いられますが、CPUの回路構成そのものに柔軟性はなく、動作させるソフトウェアで柔軟性を確保しています。これに対し、FPGAは回路構成そのものを利用者が変更(プログラム)することが可能で、並列的な計算処理により、CPUと比較して高速な処理が可能です。
 プログラム可能で高速な演算装置としてGPU(Graphics Processing Unit)がありますが、FPGAは消費電力が少なく、ロボットなど消費電力の制約が想定される環境において、GPUよりも優位性を有しています。

関連ニュース

計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2019)にて「高位合成によるORB-SLAMのFPGA実装の最適化」について論文発表します(2019年12月10日)

https://www.sec.co.jp/ja/news/news-7519691041690322335.html

 

ロボティクス・メカトロニクス講演会2019にて「高位合成によるORB-SLAMのFPGA実装と評価」について論文発表します(2019年5月22日)

https://www.sec.co.jp/ja/news/news6727927020842510253.html
 

ロボティクス・メカトロニクス講演会2018にてFPGAとRTミドルウェアの連携に関する論文発表を行います(2018年5月18日)

https://www.sec.co.jp/ja/news/news8057542485210458884.html
 

九州工業大学と「知能処理の回路化とロボットプラットフォームへの適用」について共同研究を開始します(2017年5月1日)

https://www.sec.co.jp/ja/news/news5669814983008115107.html

関連リンク

アダプティブコンピューティング研究推進体(ACRi)

https://www.acri.c.titech.ac.jp/wp/
 

国立大学法人 九州工業大学 生命体工学研究科 田向権研究室

https://www.brain.kyutech.ac.jp/~tamukoh/
 

株式会社アイヴィス

http://www.ivis.co.jp/