建設現場のヒト・モノ・コトをリアルタイムに結ぶDX
土木・建設業界では、働き方改革関連法の適用による2024年問題や作業者の少子高齢化により、人手不足が大きな課題となっています。本システムではこれらの問題解決のため、DXによる作業生産性の向上を実現しています。
これまで建機操作における生産性は、オペレータの熟練度が重要視されていました。本システムでは、ショベルカーやブルドーザなどのICT建機に取り付けられたセンサーの情報やデジタル化された設計図面を元に、タブレット画面上に3Dのマシンガイダンスをリアルタイムに表示することができます。この3Dマシンガイダンスで設計図面との差分を確認しながらの操作が可能となり、熟練度によらない作業生産性の向上を実現しています。
ICT建機から収集した施工データをクラウドに収集することで、現場から離れた場所からの進捗状況が確認可能となり、施工管理者の作業生産性向上にも貢献しています。現在は、これまでの施工実績データを活用することで、AIによる最適な施工のシミュレーションや計画策定など、幅広い工程でのDX化システムの開発にも携わっています。