現実空間と仮想空間を融合させるXR技術は、近年デバイスの進歩により軽量なグラス型デバイスが登場しています。本開発では、初めてXRに触れるユーザにも、XRならではの直感的な操作を体験してもらえるように取り組みました。 

ハンドジェスチャーによる直感的な操作 

XRでは3次元空間にウェブブラウザや動画などのオブジェクトを配置するため、オブジェクトの移動や動画再生などの操作も、これまでのPCやスマートフォンといった平面での操作とは異なる考え方が必要になります。そこで本開発では、手で直接オブジェクトを掴んで移動させる操作や、ユーザの手の形を認識して特定の操作を行うハンドジェスチャー機能を実装し、3次元空間での直感的な操作を可能としました。

日常に溶け込むXRアプリケーション

普段使いのスマートフォンと連動することで、XRグラスをかけながら日常生活を送る世界の実現を目指し、3次元空間へのメール受信通知や案内地図の表示、仮想的な大スクリーンでの動画視聴など、日常の様々なシーンに寄りそうUX(ユーザーエクスペリエンス)の実装・検証を行いました。