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セックの環境エネルギー分野への取り組み

 セックは2008年から環境エネルギー分野の研究開発をスタートしました。
 エネルギーの効率利用とピークカットを目的とした「エネルギーマネージメントシステム」の研究開発と、電気自動車普及の鍵となる「スマートチャージシステム」の実用化に取り組んでいます。

エネルギーマネージメントシステム(Energy Management System)

 セックのエネルギーマネージメントシステムの活動は、「豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト」を起点として展開しています。
 2010年、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募「蓄電複合システム化技術開発」に、デンソー、豊田通商、当社の三社で「商用施設用蓄電池付きBEMSと商用車、EV/PHVの連携システム研究開発と実証検証」というテーマを共同提案し、共同研究および委託先として採択されました。
 この実証実験は、豊田市内の商業施設において、商業施設に不可欠なロジスティクスを含めた蓄電複合システムを有効活用することを目的とするものです。蓄電複合システムの有効活用により、時間と場所を越えた電気と熱のエネルギーマネージメントシステムを構築し、二酸化炭素排出量の削減など、成果をあげることができました。

※実証検証を推進するにあたり、セックは「豊田市低炭素社会システム実証推進協議会」の会員として活動をしてきました。

豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト

タブレット端末・PC端末による「見える化」

  • ・ 電気冷凍商用車の給電を太陽光発電した電力を蓄えた定置蓄電池で賄うことによるCO2削減の把握(アイドリングストップ)
  • ・ 店舗への太陽光発電と当該電力で稼動するヒートポンプ給湯器導入によるCO2削減の把握
  • ・ 可搬型蓄電池、太陽光パネルの稼働状況の把握
  • ・ 商用施設内エネルギー消費状況の把握

クラウドサービス(エネルギーマネージメントシステム)

  • ・ ピークカット/デマンドコントロールシステム
  • ・ 最適充電場所管理システムを用いた商用車の誘導システム
  • ・ 可搬な定置型蓄電池を用いた停電・災害時の電力供給システム
  • ・ 蓄電池付BEMS(ビルディングエネルギーマネージメントシステム)の統合管理・監視システム
  • ・ 気象データを元にしたエネルギー需要予測システム
  • ・ 上位EDMS(地域エネルギーマネージメントシステム)サーバとの連携システム

活用例

 研究活動を通じて得られた知見をもとに、下記のような実社会シーンへのビジネス展開を進めています。

太陽光発電の遠隔監視(メガソーラー、小規模太陽光発電)
事業所、家庭内エネルギー利用状況の見える化(HEMS, BEMS)
広域エネルギーマネジメントシステム連携によるピークシフト、ピークカット(スマートグリッド、スマートシティ等)
電気自動車充電案内システム

資料

関連情報

スマートチャージシステム(Smart Charge System)

 電気自動車の普及のためには、充電インフラの整備が不可欠です。複数の電気自動車の一斉充電をコントロールしたり、様々な充電サービスをクラウドで管理者や利用者に提供したりするシステムが「スマートチャージシステム」です。
 セックは現在、経済産業省の「電気自動車普及環境整備実証事業(大規模駐車場におけるスマート充電システム実証事業)」で製作した電気自動車向け充電システムをベースに、スマートチャージシステムの商用化検討を推進しています。
 「スマートチャージシステム」を単独で販売することよりも、駐車場運営に必要な業務をパッケージ化したシステムやサービスの提案を進めています。駐車場システムのオンライン化によるリアルタイム情報の発信、環境に配慮したエネルギーマネージメントシステムの整備等を取り入れた、高度情報化パーキングシステムとしての電気自動車の充電インフラを提供していきます。

限られた電力を効率的にコントロール

 スマートチャージシステムは、限られた電力量を効率的に利用し、複数台の電気自動車に電力を最適に振り分ける制御を行うシステムです。1箇所で同時に複数台の充電を行うような駐車場に最適で、電気自動車充電の場所的成約問題を解決します。

利用者・管理者サービスをクラウドサービスとして提供

 スマートチャージシステムのインフラシステムは通信モジュールを搭載し、利用者認証には非接触ICカードが利用できます。
 センターシステムに充電情報を通知したり、設備の異常を監視したりするクラウドサービスを備えています。
 利用者はインターネット経由で充電設備の空き情報を検索したり、充電完了のお知らせや毎月の利用実績情報をメールで受け取ったり、電気自動車のカーシェアリングの予約や位置情報の発信、走行軌跡の表示等のサービスを受けることができます。

J1772規格適合

 電気自動車、ハイブリッド車の充電用インターフェイスとしてのJ1772規格適合コネクタを提供し、充電制御回路(CPLT:Control Pilot Circuit)の装備等、電気自動車のための充電施設の整備を対象とした補助金対象製品となることを目標としています。
 電気自動車の充電機器のハードウェアに関しては、製造責任を負っていただけるメーカと協業し提供します。

適用マーケット

 自治体、大学、病院、マンションなど集合住宅及び小規模タウン向けの、据付型電気自動車充電インフラシステムと、イベント等で活用できる移動型電気自動車充電インフラシステムを提供します。
 現在、自治体、病院、学校、駐車場メーカ、自動車メーカ及び販売会社、不動産デベロッパー、ショッピングセンター、コンビニエンスストア、レンタル・リース会社等をマーケットと想定し、製品化検討を進めています。

資料