

セック(SEC)という社名は、英文社名「Systems Engineering Consultants」の頭文字3つをとったもの。社員全員がシステムエンジニアリングを究めた、プロの技術者集団でありたいという想いが、この社名には込められています。社員一人ひとりがプロを目指してスキルアップできるように、多彩な教育研修制度を整え、長期的な視野で社員の成長をサポートしています。
- 新入社員教育
- エンジニア育成教育
- リーダー育成教育
- 資格取得支援制度
- 自己啓発支援制度
私は大学院で気象を専門としてきました。スーパーコンピュータを活用して数値流体シミュレーションを行うHPC(High Performance Computing)の分野や、数十TB以上もある気象衛星データの解析を行うビッグデータ解析の分野などに関わってきました。そうした背景からプログラミングやLINUX上での開発には自信をもっていたので、「初期研修なんて、学ぶべきことを学んで、あとは如何に早く終わらせるか。いわばRTA(Real Time Attack)みたいなもの。」と、スピード重視で、内容にはそれほど期待していませんでした。
しかし、研修が始まってすぐに状況は一変。今までと違って、他人でも扱える可読性の高いプログラムを書かなければならないこと。開発に先立って綿密にロジックを分析し、詳細に設計をしなければならないこと。厳密なテストを行い、成果物の品質を保証しなければならないこと。
「自己責任」という免罪符のもと放漫に開発を行ってきた自分にとって、「プロの仕事とはかくも厳格なものなのか」とあっけにとられることばかりでした。
自由な発想で、面白い仕事・新しいことに挑戦し続ける。
最前線で自由奔放に活躍する一流のエンジニアのその足元には、確固たる品質管理の基礎が根付いているのでした。

2022年4月入社
フローチャートの書き方から始まり、最後には、入社前から心待ちにしていた「リアルタイムシステム」構築演習をやりきることができ、大きな達成感を感じた研修でした。まったくの未経験者だった私にとっては学ぶことだらけで、本当に、120%の力で走り抜けた6カ月間でした。
「リアルタイムシステム」構築では、システムの安全性と即時性を両立することの難しさを実感しながらも、どのようにして実現しようかと頭を絞りました。また、チーム開発では1+1を1以上、2以上にするために、お互いの適性を理解し、伝え合おうと努力し工夫することが何より大切だと感じました。
配属後は、より多くの人と一緒により複雑なモノを作り上げることになります。エンジニアとしてのスタートを切ったばかりの私には、今後も壁に当たることが多くあると思います。しかし、研修を通して、苦しい問題に直面したとしても乗り越えていける自信をつけることができました。これから、セックの先輩方とともに「社会の安全と発展のために」開発ができることがとても楽しみです。

2023年4月入社