2018年05月23日
株式会社セック
株式会社セックは、「Microsoft Mixed Realityパートナープログラム」のパートナー認定を取得しました。
当社のMixed Realityにおけるこれまでの開発成果およびビジネスプランがマイクロソフト社の審査において評価され、この度、パートナー認定を取得しました。
今後、マイクロソフト社と協力し、機密性の高い3Dモデルを安全に管理、投影できるセキュリティ技術、AIや様々なセンサーを活用したIoT技術など高度なMR技術開発にも積極的に取り組んでまいります。
当社は、2017年8月より国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構（JAXA）とMR技術に関する共同研究に取り組んでいます。
JAXAは、世界有数のスーパーコンピュータ（JSS2）を運用し、次世代の宇宙機や航空機開発に向けた基礎研究、衛星観測結果の分析などで、航空宇宙技術の発展に貢献しています。現在の科学技術研究において、研究成果の可視化は重要な要素であり、可視化技術の進展が研究成果向上に繋がるといっても過言ではありません。また、科学技術研究の発展はHPC（High Performance Computing）技術の向上による影響が大きく、データの大規模化、高精細化が進んでいます。
そこで、当社はJAXAと共同で、大規模、高精細な3DモデルをスケーラブルにMicrosoft HoloLensに投影するための基礎技術を開発しました。3Dモデルの大規模化、高精細化は科学技術研究分野だけでなく、建設、製造、医療などの分野においても進んでいます。本技術を利用することで、3Dモデルの精度を落とさず、Microsoft HoloLensに投影することが可能になり、様々な分野においてMicrosoft HoloLensの利用価値が飛躍的に向上します。
「宇宙先端システムや社会基盤システムなどで実績のあるセック様が、Microsoft Mixed Reality パートナープログラムに参画されたことを非常にうれしく思います。セック様が、Mixed RealityとAIや様々なセンサーを活用したIoT技術を融合したソリューションを、お客様に展開されることを期待しています。」
日本マイクロソフト株式会社
業務執行役員 Microsoft 365 ビジネス本部 本部長 三上 智子 様
「Microsoft Mixed Realityパートナープログラム」は、お客様にMR技術を用いたソリューションを導入しているデジタル広告代理店、システムインテグレーターおよびソリューションプロバイダーにより便利なツールを与え、サポートすることを主な目的とした統合型プログラムです。詳細は以下のリンクをご参照ください。
Microsoft Mixed Realityパートナープログラム
MRとはMixed Reality（複合現実）の略であり、HMD（ヘッドマウントディスプレイ）やスマートフォンなどのデバイスを通して、様々なデジタル情報を空間上に投影するリアリティ技術の一つです。MRはリビング、製造現場などの現実空間と一体となりCAD、CGなどのデジタル情報を配置、投影する技術であり、製造業、建設、医療など法人企業様向けソリューションとして活用が進んでいます。
Microsoft HoloLensはマイクロソフト社が製造、販売し、ホログラフィック技術、高度なセンサーを搭載したスタンドアローン型のMRヘッドマウントディスプレイです。詳細は以下のリンクをご参照ください。
Microsoft HoloLens
https://www.microsoft.com/ja-jp/hololens
ホログラフィックテクノロジーが解き放つ、ビジネスの革新｜Microsoft HoloLens
https://www.microsoft.com/ja-jp/hololens/commercial-overview
JAXAと「MR技術を用いた次世代可視化の検証」について共同研究を開始します（2017年8月22日）