2025年10月20日
株式会社セック

2025年10月8日〜10日に幕張メッセで開催された「第5回 XR・メタバース総合展(秋)」。株式会社セックは、生産性向上につながるXR活用技術を出展し、数多くのご来場者様に体験いただきました。本レポートでは、展示ブースの様子と出展技術の魅力をわかりやすくご紹介します。
当社が提案する「XR空間共有/リモートコミュニケーションプラットフォーム」は、遠隔地にいる関係者同士が、まるで同じ会議室で議論しているかのような体験が出来る仕組みです。各ユーザーが異なる種類のXRデバイスを装着していても、ドキュメントや動画、3Dの解析データなどをリアルタイムに共有しながら議論を行うことが可能です。今回のブース展示では、JAXA提供の超音速試験機の模型上に、空間圧力分布の解析結果を3Dで重ね合わせるデモに加え、建築模型上に空間特性の分析結果(人の流れやすさ、開放感、視認性など)を3Dで重ね合わせるデモを展示しました。

超音速試験機の模型(左)に空間圧力分布の解析結果を投影(右)。

異なる種類のXRデバイスでリアルタイムに共有可能です。
「XR空間共有/リモートコミュニケーションプラットフォーム」のデモの様子
※展示には当社とJAXAとのMRを用いた可視化についての共同研究成果、および当社と東京大学生産技術研究所本間裕大研究室の共同研究成果を含みます。
-
【パンフレット】XR空間共有/リモートコミュニケーションプラットフォーム (1,802KB)
「XR×ハプティクス」はXRデバイスとハプティクス(触覚フィードバック)デバイスを組み合わせ、XR空間上のモノを“さわる”体験を可能とする技術です。本技術を活用することで製造業や医療など様々な分野の現場研修において、より現実に近い作業教示が可能となります。
今回のブース展示では、VRデバイスの「Meta Quest 3」とハプティクスデバイス「SenseGlove Nova 2」を用いて、ドリルでの穴あけや、ホースでの放水を模擬するデモ展示を行いました。VRデバイスのみでは、仮想空間上の工具や道具に触れた感覚や操作感を感じることは出来ませんが、ハプティクスデバイスを併用することで、よりリアルな体験として作業を行うことが可能です。

「Meta Quest 3」と「SenseGlove Nova 2」
「XR×ハプティクス(触覚フィードバック)」デモの様子
-
【パンフレット】XR×ハプティクス(触覚フィードバック) (1,196KB)