2026年9月11日
株式会社セック
株式会社セックは、IEEE International Conference on Quantum Computing and Engineering 2026(2026年9月13日~18日、Metro Toronto Convention Centre)において、下記のとおり量子コンピューティングに関する研究成果発表を行います。
当社はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の公募事業「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/量子コンピュータの産業化のためのミドルウェア開発」において、KDDI株式会社などと共同で、量子コンピュータの障害検知や運用技術の研究開発に取り組んでいます。本発表ではその研究開発成果について、KDDI株式会社、株式会社KDDI総合研究所、大阪大学と共同で以下の2件を発表します。
- Full-Stack Observability Platform for an Operational Superconducting Quantum Computer using Open-Source Software(主著:株式会社KDDI総合研究所)
KDDI総合研究所およびKDDIは、量子コンピュータの24時間運用に向けて、専門家でなくても障害に対応できるよう、量子コンピュータの基本ソフトウェアである「OQTOPUS」をはじめとするオープンソースソフトウェアを活用して、量子コンピュータ向け統合監視基盤を構築しました。当社および大阪大学は、本基盤の設計・構築・検証に協力しました。 - Autonomous Multi-Level Monitoring for Readout Errors in Quantum Computers(主著:株式会社セック)
現在の量子コンピュータでは、量子計算の様々な過程で生じる誤差が、計算精度に望ましくない影響を及ぼします。本発表では、計算結果の読み出し時に発生する誤差を、ゲートレベルとパルスレベルの両面から多段的に監視し、さらに監視結果に応じて動的なキャリブレーション(校正)を行った結果について発表します。
当社は大阪大学と共同で、クラウド上で多くの人が量子コンピュータを効率的に利用するための技術開発に取り組んでいます。本発表では、クラウド量子コンピュータに対する攻撃への対策技術について解説します。
- Buffer-Qubit-Based Quantum Circuit Allocation Method Against Crosstalk Attacks
量子コンピュータを複数ユーザで共有利用する環境では、他のユーザの計算に悪影響を与える「クロストークアタック」と呼ばれる攻撃手法が知られています。本発表では、当社と大阪大学が共同で開発・公開している量子マルチプログラミング機能に追加した、クロストークアタック対策のための機能拡張について報告します。
IEEE Quantum Week 2026