2017年08月14日
株式会社セック

 

 株式会社セックは、学校法人新田塚学園 福井医療大学にて開催される「医療・福祉のお仕事発見フェスタ」(2017年8月19日)に、音声疲労解析ソリューションを展示します。

 

 今回展示する音声疲労解析ソリューションは、福井医療大学の塩見格一博士らによって研究開発された音声疲労解析技術を、当社のRTミドルウェア技術を用いてソフトウェアコンポーネント化し、クラウドサービスとしてリアルタイムに利用できるようにしたものです。ロボット型オープンプラットフォームを利用し、ロボットに話しかけるだけでリアルタイムに疲労度とアドバイスを返答してくれるコミュニケーションロボットを実現しています。

音声疲労解析技術について

 音声疲労解析技術は、福井医療大学の塩見格一博士らが進めてきた音声信号処理技術研究の成果で、人の音声からその揺らぎを解析して大脳新皮質の活性度として数値化するものです。大脳新皮質の活性度は、疲労度と言い換えることができ、自分では自覚し難い疲労の蓄積や注意力(覚醒度)の低下などを検知することができます。音声の揺らぎは生体情報の一つであり、声色を使ったり、わざと疲れたフリをしたりしても、演技に騙されることはありません。1995年に「音声信号中の人間の発話部分の識別技術の開発」として研究が開始され、その後いくつかの経緯を経て2000年頃からは「交通安全のための居眠り防止技術の開発」として研究開発が進められてきました。

RTミドルウェア技術のご紹介

 RTミドルウェア技術とは、ロボットを構成する要素(アクチュエータやセンサなど)やロボットを制御するソフトウェアを、コンポーネントとして部品化するための技術です。RTミドルウェアを利用することで、部品化されたソフトウェアコンポーネントを組み合わせるだけで、多様な機能を持つロボットシステムを容易に構築することができます。

セックのRTミドルウェアヘの取り組み

https://www.sec.co.jp/robot/index.html

関連リンク

学校法人新田塚学園 福井医療大学

http://www.f-gh.jp/fhsu/fhsu.htm
 

医療・福祉のお仕事発見フェスタ

http://www.f-gh.jp/fhsu/nyugakukibou/oshigoto2017.pdf