2022年2月28日
株式会社セック

 

 株式会社セックは、ソフトウェア技術者向けとしては初のFPGA技術解説書である「高位合成によるFPGA回路設計」を、九州工業大学、株式会社アイヴィスと共同で執筆しました。2022年3月1日、森北出版から出版されます。

 

 FPGAは省電力で高性能な集積回路で、ロボットや自動車などで知能処理を実現するエッジデバイスとして注目されています。一方で、FPGAに関するソフトウェア技術者向けの情報は少なく、FPGAに対応できるソフトウェア技術者の育成が課題となっています。本書は、当社が2017年から九州工業大学などと進めてきた共同研究で得た成果を元に、FPGAについてソフトウェア技術者向けに丁寧に解説したものです。FPGAに初めて触れる技術者の方でも、基礎から無理なく、実際に手を動かしながら学べるように構成しています。本書をきっかけに、多くのソフトウェア技術者の方に、FPGAの可能性を体感していただきたいと考えています。

 

 当社は今後も、FPGAに関する研究開発を推進し、エッジデバイスとしてのFPGAの普及に取り組んでまいります。

「高位合成によるFPGA回路設計」

  • 出版社
    森北出版
    https://www.morikita.co.jp/books/mid/078741
  • 著者
    株式会社セック 長瀬雅之、岩渕甲誠、田中亮佑
    株式会社アイヴィス 川口敦史、松本茂樹、梶原信樹
    九州工業大学 田中悠一朗、田向権
  • 定価
    4,180円
  • ISBN
    978-4-627-78741-4
  • 発売日
    2022年3月1日

FPGAとは

 FPGA(Field Programmable Gate Array)とは、プログラム可能な集積回路です。通常、コンピュータシステムには演算装置としてCPU(Central Processing Unit)が用いられますが、CPUの回路構成そのものに柔軟性はなく、動作させるソフトウェアで柔軟性を確保しています。これに対し、FPGAは回路構成そのものを利用者が変更(プログラム)することが可能で、並列的な計算処理により、CPUと比較して高速な処理が可能です。
 プログラム可能で高速な演算装置としてGPU(Graphics Processing Unit)がありますが、FPGAは消費電力が少なく、ロボットや自動車、宇宙機など消費電力の制約が想定される環境において、GPUよりも優位性を有しています。