2024年12月11日
株式会社セック

 

 株式会社セックは、公益社団法人計測自動制御学会主催の「計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2024)」(2024年12月18日~20日、アイーナ いわて県民情報交流センター)において、下記の論文発表を行います。

 

  • 空間アノテーションを利用したSayCanの正確性向上


 NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託事業「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期/人協調型ロボティクスの拡大に向けた基盤技術・ルールの整備」において、「住宅・ビル等の人協調ロボティクスの社会実装技術開発」を研究テーマとして、人々が日常多くの時間を過ごしている住宅やビル、商業施設、病院等を対象としたHCPS融合人協調ロボティクスの社会実装に取り組んでいます。
 ロボットが人と協調して幅広い作業をこなすためには、複雑なタスクを計画し実行する能力や、人間の曖昧な指示を理解する能力が必要です。これを実現するために、AI(人工知能)を使ったロボットのタスク自動生成の研究が進められています。しかし、現在の技術では、あらかじめ決められた環境でしか動作することができないため、時々刻々と変化する状況に対応するのが難しいという課題があります。
 そこで当社では、研究開発の一環として、ロボットのタスク自動生成の手法であるSayCanを拡張させ、空間IDに紐づけたロボットの動作空間内の環境情報(空間アノテーション)を活用することで、ロボットが動作空間の状況を把握し、より正確にタスクを遂行することが可能となるシステムの検討を行いました。本論文ではこのシステムの概要と検証結果、今後の展望について発表します。

関連リンク

計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2024)

https://sice-si.org/si2024/

関連ニュース

「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期/ 人協調型ロボティクスの拡大に向けた基盤技術・ルールの整備」の委託先に採択されました(2023年11月2日)

https://www.sec.co.jp/ja/ir/news/auto_20231101577629/pdfFile.pdf