2016年10月24日
株式会社セック
セックは、一般社団法人電子情報通信学会主催の「ソフトウェアサイエンス研究会」(2016年10月27日~28日、彦根勤労福祉会館)において、株式会社NTTドコモと共同で下記の論文発表を行います。
- OSバージョンアップ時のアプリ試験効率化手法の提案と実装
スマートフォン向けOSのバージョンアップに伴うアプリ開発においては、OS提供元が公開する技術情報だけでは予測できない影響が生じることがあります。これらの影響箇所を検出するためには、試験項目をより多く実施する必要があり、近年のアプリ開発においてコスト上昇につながる課題となっています。
本研究では、新旧OS間の実装差分の影響を受けるアプリコード部分(コード差分情報)と、試験項目毎に実行されるアプリコード部分(コードカバレージ情報)を突き合わせることで、試験項目の最適化を図ることを提案します。また同時に、試験項目数を最小とするための試験項目の抽出方式も提案します。この提案方式を用いることで、品質維持のために行っていた試験項目を平均して80%削減できる事を確認できました。
一般社団法人電子情報通信学会
http://www.ieice.org/jpn/index.html
一般社団法人電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ ソフトウェアサイエンス研究会
株式会社NTTドコモ