2026年11月4日
株式会社セック
株式会社セックは、第70回宇宙科学技術連合講演会(2026年11月10日~13日、ライトキューブ宇都宮)において、当社の宇宙分野への取組みや研究開発成果について計5件の講演発表を行います。
発表内容は以下のとおりです。
- 大規模検索基盤D5Aの軌道上実証 -コンステレーション衛星での実用化に向けて-
当社は、JAXA宇宙技術実証加速プログラム「軌道上実証AIアプリ」募集に「その場で変化を見つけるAI衛星 -記録し、考え、知らせる軌道上AI-」を提案し、軌道上実証候補アプリの一つとして採択されました。本プログラムは、衛星の観測データを宇宙空間(軌道上)でAIにより解析し、データ量の急速な増加や地上への伝送遅延といった課題の解決を目指すものです。
本発表では、大規模データを高速検索可能なデータ基盤技術であるD5Aを利用して、過去の類似観測事例を軌道上AIの判定根拠として提示する仕組みと、その軌道上実証について報告します。また、将来のコンステレーション衛星での活用に向けた展望を紹介します。
- 知能化宇宙機システムにおける意味的事象要約による通信データ圧縮 ―EventLens構想―
宇宙機に蓄積されるデータから重要な事象をAIで抽出・要約し、必要な情報を地上へ送信する「EventLens」の構想について、JAXAと共同で発表します。AIを活用して必要な情報を選別することで、通信データ量の削減と宇宙機の運用支援の両立を目指します。
- 次世代月面ロジスティクスに資する積載能力強化型ローバのシステム検討状況
当社はJAXAの宇宙探査イノベーションハブが進める共同研究「Moon to Mars Innovation」において、慶應義塾大学などと共同で研究開発に取り組んでいます。本発表では、共同研究テーマである「次世代月面ロジスティクスに資する積載能力強化型物流ローバの研究開発」について、システム検討の内容や標準化に向けた取組みの状況を、共同研究の代表機関である慶應義塾大学が報告します。
- ISS船内ペイロード管理システム「PORTRS」のPFM設計結果および今後の展望
「PORTRS」は、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟で動作する多肢ロボットを地上から遠隔操作することにより、実験サンプルなどの物品の搬送・操作や、船内の状態確認・監視を自動化するためのシステムで、ISS船内の作業効率化や宇宙飛行士の負担軽減を目的としています。本発表では、ISSでの実証に向けて開発を進めるプロトフライトモデル(PFM)の設計結果と今後の展望について報告します。
- 宇宙機SILS環境におけるHLA分散時刻同期を用いたタイムスロット型SpaceWire通信の加速シミュレーション手法
宇宙機の開発では、搭載ソフトウェアをコンピュータ上のシミュレーション環境で検証するSILS(Software-in-the-Loop Simulation)の活用が進んでいます。本発表では、多数の試験を繰り返し行う回帰試験を効率化するための加速シミュレーション手法について、共同研究先である名古屋大学が発表します。
第70回 宇宙科学技術連合講演会
https://smartconf.jp/content/sstc70
JAXA宇宙技術実証加速プログラム 軌道上実証AIアプリ(候補)の採択
https://www.kenkai.jaxa.jp/project/sasshin/ai-app_selected.html
JAXA 宇宙探査イノベーションハブ Moon to Mars Innovation
第 13 回研究提案募集に共同研究先として採択内定 (2026年2月18日)
https://www.sec.co.jp/ja/ir/news/auto_20260218564325/pdfFile.pdf
国際宇宙ステーション(ISS)内積載物の運搬・操作ロボットシステム「PORTRS」のISS実証用システムの開発の契約先に選定されました(2024年3月11日)
https://www.sec.co.jp/ja/ir/news/news71932186239469261.html