2025年1月21日
株式会社セック

 

 株式会社セック(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:櫻井伸太郎)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)の「きぼう」自動実験システム(GEMPAK)の開発に関する業務において、技術提供方式(RFP)により契約相手方として選定され、受託したことをお知らせします。

 

 契約件名:「きぼう」自動実験システム(GEMPAK)の開発/ロボット制御系開発

「きぼう」自動実験システム(GEMPAK)について

 GEMPAKは、JAXAが開発を進めている、ロボットアームと実験に必要な封入環境を組み合わせた「きぼう」船内で運用する自動実験システムです。このシステムは、小動物飼育ミッションにおける操作を主テーマとし、発展の著しい遠隔化・自動化・自律化技術を活用することで、研究者や利用者が自ら操作できる効率的・効果的な宇宙実験・利用の機会提供を目指しています。

本開発における当社に期待される役割

 当社は本開発において、「きぼう」船内に設置されるロボットアームの制御機能の開発と、地上からロボットアームを遠隔制御するためのシステムの構築を担当します。
 当社はこれまで、ISS船内ドローン「Int-Ball2」の開発に携わるなど、宇宙空間で動作するロボットシステムの開発に携わってきました。また、宇宙拠点内のインフラとしてISS内積載物の運搬・操作ロボットシステム「PORTRS」の開発にも取り組んでいます。
 本開発を通して、宇宙空間での遠隔化・自動化・自律化技術の進展に貢献するとともに、獲得した知見・技術をもとに、将来の地球低軌道環境の民間利用推進や有人宇宙活動に貢献してまいります。
 

関連リンク

「きぼう」自動実験システム(GEMPAK)の開発に関する選定結果について(JAXAニュースリリース)

https://humans-in-space.jaxa.jp/kibouser/pickout/74088.html

関連ニュース

国際宇宙ステーション(ISS)内積載物の運搬・操作ロボットシステム「PORTRS」のISS実証用システムの開発の契約先に選定されました(2024年3月11日)

https://www.sec.co.jp/ja/ir/news/news71932186239469261.html

国際宇宙ステーション船内ドローン「Int-Ball2」のシステム統合ソフトウェアおよび地上運用支援システムを開発しました(2023年6月20日)

https://www.sec.co.jp/ja/ir/news/auto_20230620507022/pdfFile.pdf