セック(SEC)という社名は、英文社名「Systems Engineering Consultants」の頭文字3つをとったもの。社員全員がシステムエンジニアリングを究めた、プロの技術者集団でありたいという想いが、この社名には込められています。社員一人ひとりがプロを目指してスキルアップできるように、多彩な教育研修制度を整え、長期的な視野で社員の成長をサポートしています。

新入社員教育(新卒向け)

6 ヶ月間の集合教育で、盤石の基礎を身につける

次々と魅力的な技術が生み出され続ける、ソフトウェア業界。常に最新の技術にキャッチアップしていくためには、最初にしっかりとした基礎を築いておくことが大切です。当社の新入社員教育は、6 ヶ月間。この間、一切業務に就くことなく、アルゴリズムの基礎にはじまり、設計、プログラミング、開発手法まで、徹底して基礎にこだわった教育を行っています。

 

一人ひとりの経験や能力、理解度にあわせて進めますから、コンピュータやソフトウェアについて知識や経験がない方であっても心配は不要です。未経験の方も、情報科学を学んできた方も、手応えのある充実した教育を受けることができます。

先輩と同じ「言葉」「開発手法」「品質意識」を身につける

ソフトウェアを学んできた方は、自分の知識・技術をプロとして通用する技術力へと高めましょう。当社が手がけるソフトウェアは、一人ではなくチームで開発するものです。チームで開発するには、その全員が「同じ言葉」「同じ開発手法」「同じ品質意識」を身につけていなければなりません。

 

これらをしっかりと身につけることで、配属後は現場の第一線ですぐに活躍することができるようになります。決して易しくはない半年間のカリキュラムを、大幅に期間短縮して修了した場合には、スキル連動初任給制度で、そのガンバリに応えます。

4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月
実践教育 [ソフトウェア基礎]
■ ロジック:論理的思考を学びます。
■ C 言語:
プログラミングの基礎を学びます。
■ アセンブラ:
機械語の理解を通してコンピュータの
動作原理を学びます。
[プログラミング演習]
仮想コンピュータ(コンピュータのシ
ミュレータ)の設計・製作に取り組み
ます。開発手法について習得するとと
もに、コンピュータやプログラムの動
作原理について理解を深めます。
[システム構築演習]
リアルタイムシステム(即時性の要求
されるシステム)の設計・製作に取り
組みます。力のある方は、簡易オペレー
ティングシステム(OS)の設計・製
作にも取り組みます。
基礎教育 ■ コンピュータサイエンス: コンピュータやソフトウェア工学の基礎を体系的に学びます。
■ ネットワーク/データベース: ネットワーク技術とデータベース技術の基礎を学びます。
■ 開発手法:開発方法論・技術規約や、オブジェクト指向開発について学びます。
ビジネス ドキュメンテーション、ビジネスマナー、問題分析トレーニングなど

エンジニア育成教育

技術力をさらに習熟させるために

セックはOJT(On the Job Training)を大切にしています。学んだ知識は実際に使ってこそ、習熟することが可能です。また同時に、学ぶ機会を設けることも重視しています。人は系統的に学ぶことによって、能力を高め、広げることができます。

 

配属後は、新入社員教育で身につけた基礎と、配属後の経験を基盤としてさらに応用し、高めていくことが重要です。プログラミング標準、設計手法、レビュー、テスト技法など開発手法から、AI(人工知能)や情報セキュリティなどの最新技術要素まで。高品質なソフトウェアを製作するために必要な教育を系統的に実施しています。

リーダー育成教育

より優れたエンジニアになるために

スタッフとして様々なシステムの開発経験を積んだ後、プロジェクトリーダーとしてシステム全体の構築を担当することが期待されます。プロジェクトリーダーに必要な交渉力やリーダーシップなどのヒューマンスキルと、プロジェクト管理をテーマとした教育を、数年かけて実施しています。

 

リーダーとしての経験を重ねると、今度はプロジェクトの運営を任されるようになります。プロジェクト管理はもちろん、スタッフ育成やコーチング、企業会計など幅広いテーマの教育を実施しています。

資格取得支援制度

市場で高く評価されるエンジニアであるために

プロのソフトウェア技術者として、社内だけでなく社外からも評価されるために、社員の資格取得を支援しています。経済産業省認定情報処理技術者試験の受験料は、何回でも会社が全額負担。

 

高度試験合格時には報奨金を支給し、社員のチャレンジを応援しています。当社の情報処理技術者試験資格保有率は95%。そのうち32%が高度試験の合格者です。(2023年3月現在)

自己啓発支援制度

プロフェッショナルを追究するために

プロのソフトウェア技術者として大成するためには、常に困難な仕事にチャレンジすることで専門技術分野に磨きをかけることに加え、幅広い横断的な知識や視野を持つことが重要となります。そのためには自己啓発が必須です。

 

セックでは自己啓発支援金を支給することで、社員の自由な意志にもとづく自己啓発活動を資金面からも支援しています。

新入社員教育体験談

2019年4月入社 第七開発部所属
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2019年4月入社 第七開発部所属

「たくさんの学びが、散りばめられた6ヶ月でした。」


「セックの研修は、どんなものだろうか?」私は大学は情報系学科でプログラミングを学んでいたこともあり、入社前からこの新入社員研修を非常に楽しみにしていました。実際に、研修を進める中で感じたのは、「プログラミング経験なんてほとんど関係ない。」ということ。研修ではプログラミングの基礎からきっちりと学ぶことができ、プログラミングスキルだけでなく、設計方法やドキュメント化の手法など、学生時代では経験しえなかった「セックならではの開発手法」まで学ぶことができました。

 

結論として、セックの新人研修は、どんな人にも成長の機会があると思います。プログラミング経験があった私でも、たくさんのことを学べましたし、未経験の方でも順を追って、技術知識を得られるでしょう。たくさんの学びが、成長の“種”が、この6ヶ月間の研修の中に散りばめられている。本配属後、実際のプロジェクトの中で実務を通して、この種を大きく育てていけたらと思います。

2018年4月入社 第三開発部所属
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2018年4月入社 第三開発部所属

「やり遂げた達成感、仲間との一体感を味わいました。」

フローチャートを書くことがやっとの未経験者でも、リアルタイムシステムをつくれるようになる。とても充実した教育研修でした。この研修の魅力は、コンピューターサイエンスの基礎からシステムエンジニアリングを学べることだと思います。コンピュータがどのように処理を行い、データがどこにどのように格納されるか。ただプログラミングを学習するだけでは得られない、基礎知識を学ぶことができました。基礎を学んだ後に取り組む各課題はどれも、それらの基礎知識を活用して解き進めるように構成されており、研修が終盤になるにつれ、点と点とがつながる快感を味わえました。

 

決して簡単な課題ではありませんでしたが、同期社員とトレーナーの助けもあったため、ワイワイ楽しく、安心して研修に取り組めました。小さなプログラムであっても動いたときには嬉しく、リアルタイムシステムを完成させた瞬間は、達成感でいっぱいに!研修の最後は、同期社員のプログラムが完成するたびに、全員で大盛り上がり。仲間との一体感に包まれたフィナーレでした。