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NEC:ベクトル絵文字描画エンジンに当社SVG技術採用 - SVG活用事例

2005年07月01日
株式会社セック

 株式会社セック(代表取締役社長:矢野恭一)の持つ高性能、高品質なベクトルレンダリング技術が、日本電気株式会社(代表取締役社長:金杉明信)及びNECシステムテクノロジー株式会社(代表取締役社長:高橋利彦)のフォントソリューションの一部に採用され、自由なサイズのカラー絵文字を表示する機能の実現に貢献しました。

 高解像度化の進む携帯電話機を中心として、組込機器や携帯機器において、フォントはより大きく、かつ多段階のサイズで表示されることが求められています。従来から用いられてきたビットマップ形式のフォントデータによる描画方式では、サイズ毎のビットマップデータを搭載する必要があり、ビットマップデータそのもののデータ量も大きくなるなど、機器上でのリソース必要量は増大し、機器販売価格の増大につながっています。これをベクトルデータを用いた描画に置き換えることで、自由な表示サイズで高画質な描画が可能となり、コストの削減も実現されます。

 単色表示の通常文字(英数字、日本語文字、記号等)については、ベクトルデータを用いた描画が採用されることが多くなっています。絵文字についても、同様にベクトルデータを用いた描画のニーズが高まっていますが、絵文字では単色の文字と異なり多くの色情報を扱う必要があるためプロセッサへの負荷も高く、リソース制限の厳しい組込機器では実用的な描画速度で表示することに技術的なハードルがありました。

  • 当社では、SVG(注1)レンダリングエンジンで培った技術力を活かし、ソフトウェアのみで
  • ・ アンチエイリアス(注2)処理された絵文字の高速かつ少ないメモリリソースでの描画
  • ・ 独自の圧縮ベクトルデータ形式によるフォントデータサイズの効率化
  • ・ 組込機器向けにプラットフォーム依存性の低いソフトウェア構造
  • を同時に実現しました。

 本技術(圧縮ベクトルデータ形式への変換と絵文字フォントのレンダリング技術、およびそのソフトウェア構造)は、日本電気株式会社に対して独占的に提供されています。

 当社では、今後もリッチメディアコンテンツに関する先行技術を活かし、またさらなる技術研究を進め、ユビキタス社会の実現と発展に貢献してまいります。

(注1)Scalable Vector Graphics
W3C(World Wide Web Consortium)で標準化されているベクトルデータフォーマットの世界標準規格。 当社では1998年よりSVGに注目して研究・開発活動を開始。SI案件でのSVG技術の導入を通して、SVGを利用したシステム開発のノウハウを蓄積してきました。現在もSVG Mobileを中心にSVGテクノロジを利用したユーザビリティの高いシステムの開発を推進しています。
(注2)アンチエイリアス
画像をビットマップ(ディスプレイ)上に投影する際に、中間色を用いてジャギー(ギザギザ)のない滑らかなレンダリングを実現する技術。

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