セックは、「社会の安全と発展のために」を会社理念とするリアルタイム技術専門会社です。セック(SEC)という社名は、英文社名「Systems Engineering Consultants Co.,LTD.」の頭文字3つをとったものであり、システムズエンジニアリング(システム工学)を究めたプロの技術者集団を目指したいという願いが込められています。
 

創業は1970年で、リアルタイム技術を基盤技術として、ミニコンピュータを用いた宇宙先端システムや社会基盤システムの計測・制御分野の技術アプリケーションの開発からスタートいたしました。時代とともに、リアルタイム技術が必要とされる領域が広がり、モバイルネットワーク、インターネットといった新しい事業分野が加わりました。
 

当社は「ユビキタス」を1990年代から研究開発テーマとしていますが、今まさにセンサーやネットワークの技術進歩に伴い「ユビキタス」の時代になりました。身の回りの全てのものにコンピュータを埋め込んでネットワークに接続することで、私たちの生活を安全、安心、快適、効率的にし、また、環境負荷を軽減するという概念ですが、この中核となる技術が「同時性・即時性・実時間性」に強いリアルタイム技術です。セックは、「ユビキタス」を戦略テーマとする主体的なビジネスで、新たな成長を目指して参ります。

QCD&I(New Element to New System)

セックは、「QCD&I(品質・価格・納期およびイノベーション)」をスローガンとするお客様中心ビジネスを推進しています。情報社会は、代替手段のない、コンピュータに依存した社会です。そのためお客様から私たちソフトウェア会社に対する「より高品質なものをより低価格でより短納期で」といったご要望は、益々強まると考えられます。セックはこうしたQCDへの対応力を基本としながらも、イノベーションにより、お客様にITのメリットを提供し続けることが重要であると考えています。
 

セックは創業以来、「New element to New system」を標語としてきました。これは、新しい何かNew elementがあって初めて新しいシステムNew systemができて、それまで不可能であったことが可能になる、それが最高のお客様満足度につながり、ビジネスの高付加価値化にもつながるという考え方です。お客様ニーズの動向を予測し、研究開発で変化を先取りしてNew elementを準備し、それを核とするビジネスを展開することで、それまでのセックのビジネスに新たなNew elementによる成長を加えるという、イノベーションの連鎖で事業成長を果たしてきました。
 

今後も、より多くの経営資源を研究開発に振り向け、イノベーションの成果としてのNew Elementを核とする主体的ビジネスで高付加価値化を目指し、ひいては社員数に制約されない事業成長を実現することを期して、ビジネスの変革に取り組んで参ります。

質重視とリアルタイム経営

より高品質なものをお客様に提供するために、まず自らが「質重視」の経営を推進し、技術重視、少数精鋭、質実剛健、クリーン、信用重視、責任優先、新技術や新分野への積極的挑戦、ハイニーズユーザ優先、高収益追究等に取り組んでいます。また、自社開発の統合経営情報システム「文殊」を基幹システムとしてプロジェクト情報や経理情報をリアルタイムに把握する「リアルタイム経営」を推進しています。
 

セックはこれからも、激変する社会をリアルタイムに捉え変身を繰り返しながら、たえず創造するトップブランドのリアルタイム技術専門会社として、社会の安全と発展に貢献して参ります。

プロフェッショナル化の推進

セックの強みの大本は優秀な社員にあります。ソフトウェアビジネスには、ひとへの依存度が極めて高いという必然性があります。このため、社員の質が会社の質を決め、お客様のご満足やご評価をも左右します。さらには社員の成長が会社の成長を決め、ひいては株主利益をも左右するといえます。自己の人格を高め、また能力をより発揮して成長していこうとする社員個々人の自己実現欲求を、会社として統合して満たしていくのがセックの人事政策の理念です。
 

こうした理念の下、セックでは人材の「プロ化」を推進しています。セック社員全員をプロとして育成すること、プロに相応しい挑戦の機会と魅力ある待遇を提供することが、セックの人材育成の基本です。きちんとした基礎なくして高度な専門性なしの教育理念のもとで実施される6ヶ月に及ぶ新入社員教育から始まり、プロ人材を育てるキャリア開発制度、また個人の希望や夢を実現するための社内公募制度や自己啓発支援制度など、社員の市場価値を最大化すべく人事政策を推進しています。

チャレンジする風土

イノベーションを原点とするセックには、おもしろいこと、難しいことに、果敢にチャレンジし続ける風土があります。また、一括受注にこだわり、一度引き受けた仕事を途中であきらめたことはこれまで一度もありません。どんな難題があっても、「最後までやりぬく」という強い意志を社員一人ひとりが持っています。このネバーギブアップの精神と「質のよい仕事がお客様中心ビジネスの原点であり、これが即ち最高の営業活動でもある」との信念が多くのお客様からの信頼につながっています。

コンプライアンス経営

セックでは、お客様をはじめセックに関係する皆様のご要請を満たすことで皆様に安心を与え信頼を得るべく、国際規格や基準などを積極的に導入し、それらの遵守状況について定期的に第三者の審査を受ける透明性の高い経営を推進しています。これらの規格や法令及び規制要求事項を満たすことは、コンプライアンス経営の基本であり、社員の意識を高め内部管理体制の整備にも寄与することだと考えています。
 

具体的には、会社目標である「最良のリアルタイムソフトウェアを提供して社会に貢献する」を実現し、高いお客様満足度を獲得するために「ISO9001」の認証を取得して品質活動に取り組んでいます。また「IT活用で省資源・省エネ」をスローガンに「ISO14001」の認証を取得して環境活動に取り組んでいます。更に、個人情報を適切に取り扱うことはセックの社会的責任のひとつであると認識し「プライバシーマーク」の使用許諾を得るとともに、安全な情報社会の発展に貢献すべく、「ISO/IEC27001」の認証を取得して情報セキュリティ対策を推進しています。社内の各エリアに認証システムを導入して基本的なセキュリティを確保し、厳重な機密管理を可能とする開発ルームを設置するなどして、お客様のご要望にお応えしています。